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【Salesforce PARTNER AWARD 2022受賞】「Salesforce導入支援と社会貢献としてのITエンジニア教育事業の両立を目指す」株式会社Prazto 代表・芳賀インタビュー

株式会社Praztoは、この度セールスフォース・ジャパンの「PARTNER AWARD 2022」を受賞いたしました。受賞に伴い、代表・芳賀に特別インタビューを実施。2019年の創業から現在までを振り返りつつ、今後目指す事業、そしてその先で目指す社会の姿について伺いました。

●芳賀 怜史(はが さとし)
株式会社Prazto 代表取締役
早稲田大学を卒業後、SIer、外資系マーケティング会社、Salesforceゴールドパートナー企業と3社の経験の中でエンジニアリングを通じて多くのお客様の課題解決を行う。「伴走型のSalesforce導入支援によるお客様への価値の提供、エンジニアリングを通じたオーナーシップのあるキャリアの創出」この両立を実現する事業を展開する株式会社Praztoを創業し独立。創業から現在に至るまでリードコンサルタントとして従事。多くのSaaS企業のSalesforce組織の構築において、Salesforce組織のあり方の討議から実装までを一気通貫でご支援し成功に導く。

■Salesforce導入に特化した事業展開。創業から多くの著名SaaS企業を中心に実績を積み重ねる

―PARTNER AWARD 2022の受賞、おめでとうございます。まずは、賞の概要についてご説明ください。

芳賀:ありがとうございます。「PARTNER AWARD 2022」は、Salesforceを活用して顧客のビジネス発展への貢献、ならびにSalesforceの発展に寄与した企業が受賞できる賞です。セールスフォース・ジャパンのパートナープログラムに参加している多くのパートナー企業の中から選出いただきました。チームメンバーとお客様に恵まれ、このような受賞できたことを大変嬉しく思っております。

今回、弊社が受賞したのは「Emerging Partner of the Year」という部門です。Salesforceパートナープログラムに直近3年以内に参加した企業の中で、一定の期間中において導入件数と金額を評価の対象として表彰されています。

―今回受賞できた理由についても教えてください。

芳賀:多くの導入件数と金額を達成できた理由は大きく3点あると思っています。1つ目は、弊社のビジネスがSalesforce に100%集中しているという点。

2つ目は、スキルが高いコンサルタントやエンジニアを中心にした組織拡大を強く意識して行っている点。メンバー全員がお客様の課題を広くカバーできるスキルを持っているため、高品質なサービス提供を実現できて、新しい受注にもつながっていると考えています。

3つ目は、著名なSaaS企業様のSalesforce導入実績が創業からとても多く知見が集中している点。ありがたいことに「SaaSのSalesforce導入と言ったらPrazto」だと言っていただけることもあります。
創業から4年でこの3点の強みを確立したことが、多くのSalesforceの受注につながったと考えています。

チームメンバーとお客様に恵まれ、Emerging Partner of the Year を受賞いたしました。

■「誰もを幸せにすることができるITエンジニアリングの力」を広めるため、たった一人で始めたPrazto

―では、創業から現時点までを簡単に紹介してください。改めてですが、創業された経緯は?

芳賀:私は新卒からずっとITエンジニアでもう15年くらいになります。前職ではSalesforceゴールドパートナー企業に在籍しておりました。当時は、Salesforceだけでなく様々なプログラム言語も経験し、要件定義から設計、実装、テストなどの様々なフェーズも経験し、ITエンジニアとして経験すべきことを一巡したタイミング。そこで自分がこれから何をしていきたいかを考えた時に、「今後は個人としての技術の向上だけを目指すのではなく、エンジニアリングの力を社会貢献として広めたい」という考えに至り、自分で会社を立ち上げることを決めました。

―なぜ、「ITエンジニアリングの力を社会貢献として使いたい」と考えたのでしょうか?

芳賀:学生時代に病気や障がいなどで思うように働けずに夢を追えない方々の存在を知り、誰にでも平等に選択機会が与えられているわけではないことを痛感して私は社会人になっています。そして、そういった方にこそ、ITエンジニアリングは有効なスキルだと考えています。誰もが何歳からでも身に付けられて、仕事にすることができて、その人の努力が平等に成果として反映されることがITエンジニアリングの特徴だと考えています。

例えば、弊社はフルリモートワークで、社員は全国各地に住んでいます。私も最近は1歩も外に出ずに、何人ものお客様と会話をしながら多くの企業のご支援をしています。経歴だけでなく場所さえも関係なく、人を幸せにできるのがITエンジニアリングの力です。

しかし、そのことはまだまだ広く知られていない。だからこそ残りの人生はそこにコミットしたいなと。Praztoとして独立したのは2019年5月、資本金たったの5万円でのスタートでした。

―情熱をもって、最初はお一人で始められたのですね。

芳賀:はい。売上は初月こそ10万円でしたが、徐々に増え、2020年1月には月300万円を超えるほどになりました。業務委託なども採用しながら事業を拡大し、2020年2月に執行役員に関口を迎え、社員2名となりました。その後少しずつ社員を増やし、現在は社員は20名を超え、社員に加え業務委託のコンサルタント約15名ほどのチームで活動をしています。本当に0円から(笑)始めた事業も売上も2021年は2億円、今年は4億円を狙えるまでに成長しました。沢山のお客様の課題を解決し、順調に成長していると実感しています。

2019年からの売上推移です。創業以来、順調に成長しております。


―では、これまでの事業モデルの推移についても教えてください。

芳賀:2020年までは、Salesforceをすでに活用されているお客様をご支援していく伴走支援が中心でした。その後、2021年からは社員を増やし、Salesforceの新規導入事業を拡大。そして2022年からはTableauにも力を入れて、Salesforce×Tableauの組み合わせで売上を拡大させています。

2022年からは、Salesforce × Tableauを事業領域として売上を拡大しております。


―とても早いスピード感で事業拡大をされている印象があります。


芳賀:ありがとうございます。私をよく知る人はわかっていると思うんですが、滑舌が悪くプレゼンは下手だし、事業につながるような人脈も無いのでとても起業するのに向いていたわけではないんですよね(笑)。独立をする時にも周囲から「芳賀さんに営業はできないよ。絶対にやめたほうがいい」とも言われていました(笑)。しかし、実際は何の問題も起きていません。エンジニアとして提供した価値が認められたからです。スキルを高めれば、仕事は受注できるし、夢は叶えられるということを私自身実感しています。やはり、ITエンジニアリングの力があれば、人が持つ様々な可能性を最大限有効活用できるのです。だからこそ、例えば「ちょっと人生が生きづらい」と感じている方や、不器用な方にこそITエンジニアリングの力は必要だと考えています。

■「Salesforceのコンサルタント・エンジニアのスキル」を無償で教えられる環境を整えたい


―今後目指す事業についてもお聞かせください。

芳賀:弊社は「Salesforceの匠集団となってSalesforceの価値と技とワクワクを10,000の人に届ける」を目標に掲げています。ビジョン達成のために、「社会貢献として、Salesforceのコンサルタント・エンジニアスキルを無償で教えられる環境」を整えたいと考えています。例えば、Salesforceの座学教育だけでなく、インターンシップとして弊社に参画いただく。そこで座学ではない実際の業務にも携わってもらい、現場の力を学んでいただく。こういったモデルの事業をしたいと考えています。

特に2022年下期から具体的な「教育支援」を展開することを考えています。まずはSalesforce×Tableauで教育支援のチームを作り、社会福祉貢献まで広げていくことを目指しています。
社員採用の面でも、弊社がビジョンに向って走り続けることで、共感した優秀な方が集まり、チームの力がより強固になると確信しています。

―最後に、Praztoが目指す社会の姿について教えてください。

芳賀:企業が持つ「雇用」の力がより社会貢献の為に使われるようになれば社会問題としての選択格差は現在より改善すると考えています。

事業を拡大してきて改めて企業が持つ雇用の力の大きさを実感しています。
弊社は今年度は売上4億円のペースで事業を展開し、コンサルタントチームとして社員16名と業務委託15名の合計31名で活動をしています。見方を変えれば4億円の売上をお客様からいただきながら合計31名のメンバーにコンサルタント・エンジニアの経験を積ませる事業ができているということになります。
もしこの事業の力を、より選択格差として不公平なスタートを強いられた人達の為に使えることが出来たら凄いことだと思うんです。

そして、当然ですがPraztoより遥かに大きい企業は山のようにあります。もしもこのすべての企業がこの「雇用」の力を同じようにより社会貢献の為に使うようになれば、その影響力は選択格差の社会問題の改善にも繋がるほどだと考えます。私はそのような社会になっていってほしいと思っています。

Prazto1社だけで社会を変えることが出来るとは思っていません。でもPraztoがこの活動を事業として成立させ、外部に発信することにより周りの企業にも影響を与えることは出来る。そのようにしてPraztoのビジョンである「エンジアリングの力で誰もが夢を追える社会を創る」を実現していきたいと考えています。

―本日はインタビューありがとうございました!


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