「お客様への価値の提供 」× 「IT教育による社会貢献」2022年の4期目を迎えてPraztoが描く事業のビジョンとは
株式会社Praztoでは、2019年1月の創業以来、Salesforceの開発 / 伴走型導入支援を中心に事業を展開し、順調に成長を続けています。2022年の4期目をを迎えた今、お客様への価値の提供に加えIT教育事業をより色濃く展開をしてまいります。代表の芳賀へのインタビューを通してお伝えします。
「お客様への価値の提供 」と「IT教育による社会貢献」。この2つをSalesforceやTableauにより実現することがPraztoの事業
――このnoteで初めてPraztoを知る人もいると思います。改めて事業内容を簡単にご説明いただいてもよろしいでしょうか?
Salesforceを中心とした導入コンサルティングと教育事業を主軸の事業としています。現在4期目なのですが、まずは収益を継続的に生み出し持続可能な事業としなければなりませんので、これまではお客様へのSalesforceによるシステムやサービス構築といった導入コンサルティング事業を中心に展開をしていきました。お客様にも恵まれ、私1人で始めた事業は2022年2月には20名の正社員にもなれるまで成長することが出来ました。
どうしてもこの先行している導入コンサルティング事業ばかりがイメージになってしまいがちなんですが、本来の事業はこれだけではありません。Praztoの事業は「IT教育による社会貢献活動」に重きを置いて事業を作っているんです。
――なるほど。IT教育として、どのようなことを実現したくてPraztoを創業したのかを改めて伺ってもいいでしょうか?
私は新卒でJavaのエンジニアとして就職をしてからずっとエンジニアとしてキャリアを積んで今に至っています。以前からずっと、ITエンジニアリングが持つ可能性や楽しさが社会に十分に伝わっておらず多くの人が人生を豊かにする機会を見逃していると感じておりました。これはキャリアという意味だけでなく、そのキャリアを通じた色々な人との出会いやその出会いによって培われる人生の豊かさといった意味も含んでいます。
家庭の事情等で十分な教育を受けることが出来ない若者は社会には多くいます。そして悲しいことですが、現在の社会はそのような若者の全員に対して平等に門戸を開き平等にスタートの機会が与えているとは言い難いと考えています。その不平等を、Salesforce等の強い可能性を持つエンジアリングの力でひっくり返したいと考えているんです。
私は2019年5月に独立したのですが、資金もゼロでメンバーもたった私1人でした。お客様の課題をエンジニアリングで解決する為にひたむきに頑張ってその対価として収益を上げる。資金調達も銀行からの借入もせずにただただそれを繰り返してきたのですが、2022年2月に正社員を20名にするところまで成長させることができました。誰だって同じようなことができると思うんです。ITエンジニアリングは少人数で多くの価値を生み出せる数少ないスキルの1つで大きな力を持っています。そのITエンジニアリングをIT教育という形で社会に還元する。その活動を企業として行い規模を最大化させ、10,000の人の生き方をIT教育で変える。それがPraztoの目指すビジョンです。
――そのビジョンにはとても共感しています。その実現に向けてどのような事業を考えているのでしょうか。
「どこにお客様や社会の課題があって、どれが我々が解決可能な課題なのか」は事業を始め運営しながらもずっと試行錯誤を重ねて考えていることです。今の時点では、事業は大きく3つに分けて考えています。「お客様へのSalesforceを使用した価値の提供」「メンバー全員参加による無償での社会福祉としてのIT教育」「自社のメンバーへの高度なSalesforceのスキル教育」この3つを主軸に事業を構成することを考えています。
「お客様への価値の提供 」PraztoのSalesforce導入コンサルティングサービス
――それぞれについてご説明をいただけますでしょうか。
まずは「お客様への価値の提供」、Salesforce導入コンサルティングサービスですね。SalesforceやTableauなどのSaaSを使ってお客様の課題を解決するサービスやシステムを構築する事業を行なっています。ありがたいことに多くのお客様に恵まれ、2020年の2期目は1期目の4倍の売上、2021年の3期目はさらに2期目の3倍の売上と右肩あがりの状態になっています。
多くの著名なお客様にもご支援が出来ており、事業は順調に成長できていると思っております。
「Salesforceの新規導入/新規システム構築」に加えて、運用中のSalesforceの活用をお客様と一緒に行なっていく「伴走支援サービス」の2つをサービスとして提供しています。この2つの売上比率は同じくらいで、「伴走支援サービス」に重きをおいているところが特徴だと考えています。
――なぜSalesforceを対象としているのでしょうか。
「魚のいないところでは魚は釣れない」というとわかりやすいと思うのですが、まず市場として高い需要があるかどうかは最も重要な点です。Salesforceの導入・活用支援には高いお金を払ってでもサービスを提供して欲しいという強い需要が多くある。これが事業を運営していく上で最も重要な点です。次に私が最も経験がある分野だった点。これはエンジニアとしての経験があったという意味と、その市場の根深い課題を詳細に把握していたという2つの意味です。最後にメンバーへの確かなスキル・キャリアとして蓄積される事業である点です。先ほど話したように、Praztoの事業としてITエンジニアリングのキャリア構築を考えていますので、事業を運営していく過程でメンバーのスキルとして蓄積される商材にしたかったのです。
この3点を考えてSalesforceの導入支援事業に1点集中して事業を展開しようと考えました。
――ありがとうございます。ですがSalesforceの導入支援事業を行なっている会社は多くあると思います。その中で特に意識している点は何なのでしょうか。
エンジニア・コンサルタントが中心の会社でいようと常に心がけています。組織としてエンジニア・コンサルタントの人数比率を高く保ち、高いコストパフォーマンスで高いシステム・サービスの品質を提供することを意識して事業を拡大しています。そのコンセプトもあって「この金額でこの品質のサービスを作ってもらってとても感謝しています」とお客様から言われることがとても多いんです。あ、ちゃんと利益は出ているんで心配しないでくださいね(笑)。
スキルの高いエンジニア・コンサルタントが直接お客様と折衝し、効率よくチーム内で継投してシステムを構築すれば、高いコストパフォーマンスでシステムは構築できるんですよね。
先ほど話しましたが創業当初は私1人で資金もゼロの状態でした。ランチェスター戦略って言うんですかね、資金を外部から調達せずには1社1社のお客様に対してそのようにサービスを提供してしっかりとした実績を積み上げるしか事業を拡大する方法が無かったというのが正しい言い方かもしれません。
今後も外部から資金を調達することは現在は考えていません。今と同じように「エンジニア・コンサルタント比率75%」「高いコストパフォーマンスと高いシステム・サービス品質」の2つのコンセプトのまま事業を拡大することを考えています。
――なるほど。そうなると重要になってくるのがメンバーへのSalesforceスキルの教育だと思います。採用担当として日々の採用活動を行なっていて、Praztoに入社するメンバーは高い成長意欲を持った人が多いと感じているのですが、そのメンバーへの教育はどのように考えていますでしょうか。
高い成長意欲を持った人が多いと言う点は私も同感です。今いるメンバーからも採用面談で「目に見えたスキルを持ちたかった」とか「初めはコンサルタントとしてSalesforceの知識をつけてその後プリセールスを多く経験していつか独立したい」と伝えられたのを覚えています。私としてもそのような観点でPraztoを選んでくれてとても嬉しいです。
メンバーへの教育の観点で意識していることは、外部のスペシャリストと積極的に契約して優れた教育を行うという点と、お客様と直接コミュニケーションを取るようにして課題解決の機会を多く作る点の2つを意識しています。
Tableauやプリセールスなどの専門性の高い分野においては、積極的に外部のスペシャリストと業務委託契約を締結してメンバーに研修をしてもらっています。エンジニア・コンサルタントの比重が大きいと先程お話ししたと思うのですが、案件獲得もそれに合わせてインバウンドでの獲得が多くなるように構成しています。そうなってくると重要になってくるのがプリセールス。それぞれのコンサルタントがプリセールスとしてもしっかりと動けることが重要になってくるので、そこには積極的に投資をしています。メンバーにとってもプリセールスのスキルは貴重なスキルになると思いますので、キャリア育成の観点でも理にかなっていると考えています。メンバーの教育への積極的な投資は、事業運営の面においてもキャリア育成の面でも重要な観点です。
「IT教育による社会貢献」他団体と協力してSalesforceやTableauの教育を無償で実施する。
――続いて、IT教育による社会貢献についてどのような事業を考えているかを教えてください。
IT教育格差を埋める為の活動として、オンラインでのSalesforceやTableauの教育を無償で実施することを考えています。会社の誰かが行っているではなく、なるべく全てのコンサルタント・エンジニアが参加した形で実施をしたい。その規模も、コンサルタント・エンジニアの稼働の一定比率をこの社会貢献活動にあてることを考えています。事業全体が拡大すればそれに比例して社会貢献活動の規模も全員参加の形で拡大する、そのような形で事業を創っていきたいです。
NPO法人や一般社団法人、コミュニティの皆様が支援されている方達に対してオンラインで教育を行っていくことを考えています。2022年はやっと人数が拡大できてきた年でもあるので具体的に開始をしていきます。まずは私が事業活動をスモールにでも開始をする。そして並行して、このIT教育福祉事業の責任者を採用する。これを2022年に行ないます。事業の初めは創業者である私が創っていくべきだと思うのですが、それをしっかりと別のメンバーに任せきることが事業を拡大する上では重要だと思っています。
2022年の活動はもう具体的に開始するところまで出来ており、これは改めて何かで発信をしていきたいですね。
2023年に会社の人数をさらに拡大して、この全員参加でのIT教育による社会貢献活動を開始することを考えています。
――Salesforce社の1-1-1モデルと似ている点があると思うのですが、いかがでしょうか。
Salesforceを生業としているので1-1-1モデルについてももちろん知っていますし、とても共感し参考にもさせてもらっています。
色々な記事を拝見しているのですが、この1-1-1モデルの発信により採用面にも好影響が生まれてビジョンに共感した優秀な人がSalesforce社により応募するようになったという記事がとても印象的でした。社会貢献活動に繋げたいというのは創業ビジョンそのものでもあるのですが、副次的な効果として同じことを考えています。
――なるほど。たとえ無償であっても会社の事業としても重要な位置付けの施策ということですね。
その通りです。これまでの採用面談でも多くの人がこの社会貢献活動に共感をしてくれており、業務時間外にボランティア活動を行っている人も多くいらっしゃいました。多くの人が他者や社会の役に立ちたいと思っているんだと考えています。もし業務時間外ではなく主事業の一部として行う事業があれば多くの人に賛同してもらえるはずです。これをしっかりと実現すれば、たとえ無償であっても採用やその他の面も含めて総合的にPraztoの事業にとってプラスに働くと考えています。
「どこに向かっているのか」を最も大事にし、「どのようにして事業を成長させ、そこに向かうのか」は常に全員で考えていきたい。
――2022年や2023年だけではなく、今後の中長期的な方向性としてはどのように考えているのでしょうか。
最初にお話をしたビジョンの通りに、お客様への価値の提供をより大きく行いそれに比例してIT教育という形の社会貢献も大きくしていきたいと考えています。価値提供や社会貢献の規模を大きくするという意味で、企業規模を大きくしていくという考え方は事業の方向性として合っていると思っており、そのようにしていくつもりです。
「どこに向かっているのか」は最も大事にしたいですね。Praztoのビジョンは「エンジニアリングの力で、誰もが思い切り夢を追える社会を創る」であって、今のMissionは「Salesforceの匠集団となってSalesforceの価値と技とワクワクを10,000の人に届ける」です。これが核となっていてこれを実現する為に具体的な事業がある。これを常に忘れないで事業を成長させていきたいです。
この核を忘れないで、みんなと楽しく事業をやっていきたいですね。先程も話しましたがみんな成長意欲が強いので、その成長意欲を満たせるような仕事を提供したいです。「Praztoに入社したときになりたかった姿」がどのようにして実現できるのかを本人と一緒に話し合いながら割り振る業務を具体的に考えるようにしています。
私も前職までずっとエンジニアで経営者なんて初めてですから今も未経験のことばっかりです。なので、上も下も組織の壁なんてものも無くして、みんなで話し合ってどうやって進んでいくかを決めていけばいいんではと思っています。
――ありがとうございます!本日はお忙しいところありがとうございました!
最後に・・・
Praztoでは、“エンジニアリングの力で誰もが思い切り夢を追える社会“を一緒に創りたいと思っていただける「Salesforceコンサルタント職」「Tableauコンサルタント職」を募集しています。
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